『Journey Express 』KISEKI selected by Taigen Kawabe (Bo Ningen)

selected by Taigen Kawabe(Bo Ningen)

皆さまこんにちは。

ロンドンを拠点にBo Ningenというバンド、さらにはラッパー/トラックメイカーのIll Japoniaという名義で音楽活動をしています、Taigen Kawabeと申します。

皆さま自粛中どのようにお過ごしでしょうか、もしかしたらこの記事がアップされる頃には日本の自粛は緩和されているかもしれません。僕が住んでいるロンドンのロックダウンもあと2ヶ月は継続するのではと言われていますが、世界中どこも先の状況が読めない現状かと思います。

現在進行形で“当たり前”や”普通”といったものが急速に変革していく中、都会や地元、ましてや国という概念すらも変わってくるように思えます。今までだったら物理的に海外からは参加できなかった日本のイベントがオンライン開催となり参戦できるようになったり、逆に僕がロンドンの自室から行ったインスタライブを日本の入院中の友人が観てくれたり。現実のイベントに足を運ぶ経験にノスタルジーを感じながらも、既存の代用だけでない新しい表現や場所が産まれていくのも同時に感じていて、今回寄稿させて頂けるのもその希望の一つなのかなと。

そんな中で今回紹介させて頂くのは、僕が食品まつり a.k.a foodmanとやっているKISEKIというユニットの”Journey Express”という曲になります。去年、ノルウェーのサウナフェスでのライブ経験からインスパイアされ、”終わらない旅”をテーマにお互いの生き様をTRAP/FOOTWORK/JUNGLEを織り交ぜたトラックに落とし込んだ、結成4年目にして初のシングルです。

ロックダウン中の挑戦として人生初、MVを自分で編集していく過程にて、この曲と歌詞の意味について考えていました。特に国境を越える事も、ライブする事すら難しい今。不思議とあの時、音楽家として生きていくことについて二人で話し合い、リアルにサウナの中で泣いちゃった、あの時の気持ちに今の自分自身が癒され、かつ鼓舞されていくのを感じました。少しでもそのエネルギーがこれを読んでくださっている方に伝わったら嬉しいです。色々と元には戻らないかもしれないけど、自分と世界の無限大の可能性に気づいて前に進んでいくのいは「今でしょ、今」。

Taigen Kawabe


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Kawabe taigen(Bo Ningen)

ロンドンを拠点とする4人組サイケデリックロックバンド”Bo Ningen”の Bass/Vocalであり、ラッパー/トラックメイカーとしての”Ill Japonia”名義をはじめ、河端一(Acid Mothers Temple)と の”Mainliner”、 食品まつり a.k.a foodmanとのKISEKI、Jan st werner(Mouse on Mars)との”miscontinuum”等のジャンルと世界の枠を越えたプロジェクトやFaust、でんぱ組.inc、Downy、Aqualung等へのRemix 提供など活動は多義にわたる。またモデルとしてAlexander McQueenやClarksのキャンペーンモデルをはじめ、i-D, Dazed & Confused, Another man, New York Timesなどのファッション紙でモデルも務める。

http://boningen.info