このコラムは池上のまちで参考にしたいと思った各地で活動している方から寄稿していただいたものです。

近所の弁当屋で僕は言う。

「サケ弁1つお願いします。」

と同時に思う、、

(からあげ弁当やカルビ弁当やミックスフライ弁当ではなく、、、サケ弁だと、? 歳をとったもんだ。)

最近そう、歳のせいかわからないけど、感覚に変化があった。
とりいそぎ書いておくが、食べ物の変化ではない。
今までは、やることなすこと未来のためにやってきた感覚だった。

勉強(たいしてやってない)も、部活(中学レベル)も、お受験も、美大の生活も、、
制作活動も、仕事も、人と会うのも、通勤の時間も、用事でかける電話も、昼に食べる弁当ひとつでも。

このようなことを、目標?というか、まだ見ぬ未来のために積み重ねていた感覚だったのだ。
全てにおいて、それらが未来につながっていく感覚で。

それが最近やっと、未来につながらなくなってきた。
一つ一つが、いよいよすでに“未来”で、“今”なんだと。

まだ見ぬ謎の目標を失ったとも思えるが、自分としては幸せな変化だった。

春にアトリエを引っ越したのだが、近所に弁当屋があって、最近はもっぱら昼になるとそこに買いに行く。
数あるメニューの中から選ぶのは、、結局サケ弁(320円)なのであった。
この弁当屋はいつも注文を受けてから作りはじめる。

サケが焼けるまで歩道で待ちながら、空を見上げる。
「明日はどの弁当にしよう」

飯田 純久 Yoshihisa Iida/イイダ傘店

1981年横浜生まれ。
多摩美術大学でテキスタイルを専攻。
卒業後、個人オーダーの傘屋「イイダ傘店」をひらく。
傘のための布をデザインし、日傘・雨傘のオーダー会を開催し、全国各地へ巡回する。
著書に『イイダ傘店のデザイン』(パイ インターナショナル)

イイダ傘店

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イイダ傘店のデザイン

2019年から東急池上線の池上駅周りを中心に展開しているWEMON PROJECTSというプロジェクトの一環で行なっているNEWSANDHOTSANDO。各地で活動している方からのコラムやインタビューから池上の未来へ繋がるヒントを探していきます。

NEWSANDOHOTSANDO ISSUE 03

『Hi, How are you? やあ、そっちはどう?vol.3』ゲスト:
小林由美/good sleep baker

『Tomorrow Never Knows あした何しよう』コラム寄稿:
新城大地郎/アーティスト
山田毅/美術家 ・只本屋 代表 ・ 副産物産店 共同運営、
矢津吉隆/美術家・kumagusuku代表、
稲葉秀樹/yohak 代表
河村実月/文藝誌園・居間主宰
飯田純久/イイダ傘店

デザイン:フクナガコウジ
Webデザイン:石黒宇宙(gm projects)
編集チーフ:丸山亮平(百日)
編集:中嶋哲矢(LPACK.)、小田桐奨(LPACK.)
発刊:2020年7月

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NEWSANDOHOTSANDO ISSUE 03 あとがき

ちょうど一年くらい前、去年の7月にHOTSANDOで取材したのが地元のブルワリー。ON THE PONDOっていう名前のビールが生まれて、SANDOのコーヒーを使ったオリジナルビールも出来ました。暑くなるとビールが飲みたくなるのが当たり前で、今年も美味しいビールが飲みたい季節がやってきた。
今年は同じ都内なのにローカル線を乗り継いでちょっとした小旅行感を味わいながら松陰神社前まで行ってきました。池上と松陰神社、同じ門前町だけど似ていることや、違いってなんだろ?『Hi, How are you? やあ、そっちはどう?』は、汗ばむ陽気の中、パンとビールお店を営む「good sleep baker」の小林由美さんを訪ねました。美味しいパンをつまみに美味しいビールを飲みながらの対談。お店を構えることは偶然の出会いが多いけど、生活の3分の1くらいはその場所にいるんだから、そこ土地に居続けることってやっぱり周りの仲間とかお客さんとか街の良さってのがめちゃくちゃ大事だなってのを実感した時間でした。
『Tomorrow Never Knows あした何しよう』を綴ってくれてる皆さんは、場所のこと、住んでる土地のこと、日々のルーティンなど自分が大事にしていることを教えてくれた7月。
今年もオリジナルビール作ってみんなと一緒に乾杯したいなあ、のNEWSANDHOTSANDOがはじまりました。

Text:Tetsuya Nakajima (WEMONPROJECTS)

Hi, How are you?

『やあ、そっちはどう?』
真似したいほど魅力的なまちで活動する方との対談記録『Hi,How are you?Vol.3』は松陰神社エリアで、ビールとパンのお店『good sleep baker』を営む小林由美さん。
世田谷線って池上線と似たローカル線だけど、めちゃくちゃ盛り上がってる印象。でもそれが観光名所があるとかではなくて、生活と地続きで自然体な感じがいいなあと思っています。池上に来たこともある小林さん、松陰神社にお店を構えたきっかけの話を始まりに、住んでるまちのこと、池上のことについて話を聞きました。
ちょっと汗ばむ季節の始まり、美味しいビールを飲みながらの対談。時節柄、東京都知事選挙の話がひとしきり盛り上がったあとのお話です。

小林由美/good sleep baker
中嶋哲矢/L PACK.
フクナガコウジ/図案家

小林 由美 Yumi Kobayashi/good sleep baker

Tomorrow Never Knows

近所の弁当屋で僕は言う。

「サケ弁1つお願いします。」

飯田 純久 Yoshihisa Iida/イイダ傘店

Tomorrow Never Knows

東京に来てから3回目の引越しを終え、もう2ヶ月が経とうとしている。マンションの入り口には紫陽花がわんさか咲いていて、いつも帰りを出迎えてくれるような気になる。

河村実月 Mizuki Kawamura /文藝誌園・居間主宰

Tomorrow Never Knows

横浜の店舗には自転車で通い始めた。

中嶋哲矢 Tetsuya Nakajima/L PACK.・WEMONPROJECTS

Tomorrow Never Knows

『塩鰹とルッコラとかのサラダ』

稲葉秀樹 Hideki Inaba/yohak 代表

Tomorrow Never Knows

ちょうど現在のアトリエを出ることが決まり、次の候補地だった祖父の広い書斎がその現場。

新城 大地郎 DAICHIRO SHINJO/アーティスト

Tomorrow Never Knows

ロシアのシベリア北部の小さな町ベルホヤンスクで、華氏100度(摂氏約38度)を上回る異常な高温が観測されたというニュースを知ったのは、2020年6月21日の日曜日のことであった。

山田 毅 Tsuyoshi Yamada/美術家 ・只本屋 代表 ・ 副産物産店 共同運営

Tomorrow Never Knows

スポーツの世界には「イメージ・トレーニング」という実際には体を動かさずに、頭の中で動いている自身の体をイメージしてトレーニングする方法が知られている。アートにもそれと似たものがある。

矢津 吉隆 Yoshitaka Yazu/美術家・kumagusuku代表

Hi, How are you?

『やあ、そっちはどう?』

5月に行われた交流記録『Hi, How are you? vol.1』の動画バージョンです。

松島大介/PADDLERSCOFFEE
小田桐奨/L PACK.
facilitator:フクナガコウジ/図案家

デザイン:フクナガコウジ
動画編集:西野正将

WEMON PROJECTS

Tomorrow Never Knows

僕はクマグスクという名前の「泊まって鑑賞する展覧会」をテーマとしたアートホステルを京都の中心部で2015年から約5年間営業してきた。

矢津 吉隆 Yoshitaka Yazu/美術家・kumagusuku代表