HOTSANDO Last Issue 30
まずは30号に至るまで読んでいただきありがとうございました。
このプロジェクトが始まる時に『まだまだ知らない人が多いまちで始まることだから、みんなに覚えてもらうためにも毎月出そうよ』って編集会議で盛り上がり、そのまま月刊誌となったこのフリーマガジン。気がつけば編集チームはずーっとこの冊子をつくっていました(月刊誌だからそりゃそうか)
池上のまちのことをもっと深く知るための情報として、色んな価値観を持ち活動をしている方を紹介する媒体として、捨てずにずっととっておきたくなる物として、制作を続けてきた3年間。毎号多くの方にご協力いただきました。本当にありがとうございます。
さて、あっという間の最終号。
最後の特集は『夢』で締めくくります。
「Into the woods」は池上駅から本門寺方面へ、呑川沿いにあるノミガワスタジオ。夕方になれば向かいの学校の小学生が集まる(もちろん鞄は自宅に置いて)ホットなスポットにてお話を聞きました。ちょうど10歳の子どもたちは20歳までの折り返し。最近ではこのタイミングで将来のことを考える授業とかもあるんだって。小学生のみんなは自分の夢や、大人になった頃のこのまちの理想像など、とてもきちんと話をしてくれて 『なるほどね〜、子供たちはまちをこう見ているのか』って僕たち自身も気付かされた時間でした。
このまちを歩き尽くした「Wanna walk around wiht you」は夢の名前を掲げるお店や夢がたくさん詰まった場所などをまちに散らばった夢を探して巡ります。連載マンスリーコラムも最終回、皆さん素敵に締めてくれて、このページだけでも単行本にしたいくらい。もう一度最初から読みたくなる内容です。
本誌に挟まれている「From another ponit of view」は大阪は此花地区へ。十数年前からまちづくりが行われているこのエリアは移住者が年々増えているみたい。その謎を探りに我々は一路大阪へ。西の夢の国USJへの乗り換え駅から歩いてすぐの場所に此花地区はありました。ここを拠点に活動されているNO ARCHITECTSの西山さんに案内していただきながら、まちの成り立ちや現在起こっていることなど美味しいものを食べ歩きしながら聞いています。散策の途中で出会ったこのまちで活動されている丸山遼介さん、辺口芳典にもお話を伺うことができました。最後は海の向こうの万博会場予定地を眺めて旅は終わり。ここは夢と現実の狭間にあって活気も残る奇跡のエリア。
最後のアートワークはなんとなんとびっくり!深夜特急の題字も手がけたデザイナーの平野甲賀さんの「夢」という文字で締めくくり。ご相談したところ快く提供してくださいました。新生活が始まる季節、ぜひお部屋にお店に飾ってくださいね。
涙無くして読めない最終号、ぜひごゆっくりお楽しみください。
それではまたいつかお会いしましょう。
“ シーユー・スーン、未来の池上。夢の数だけ、楽しい未来が待っている ”
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HOTSANDO 30号 (Last Issue)
特集:夢
Into the woods:佐瀬健太朗、岡野柚希、谷口景都
Wanna walk around wiht you:夢を探して
From another ponit of view:大阪此花地区編/西山広志(NO ARCHITECTS)、丸山遼介、辺口芳典
コラム:やまもとまな、田代翔太(MERCI BAKE・CHEZ RONA)、河村実月(文藝誌 “園”主宰)、稲葉秀樹 (yohak) 、河崎かなみ(もしも屋) 、ゴロゥ、中川佐織
Art work:平野甲賀
デザイン:福永耕士
編集チーフ;丸山亮平
編集:中嶋哲矢(LPACK.)
撮影:田上浩一
発行:WEMON PROJECTS
発刊日:2022年3月
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※SANDOがクローズしておりますので、DAILY SUPPLY SSSにてどうぞお取りください。また全国各所にも配布ご協力いただいておりますのでどこかで出逢いましたらぜひ。