Hi, How are you?
HOTSANDO Issue19よりババーンとコラムページが増えました!
栞日の定休日は水曜日。なのだが、国宝松本城を擁するこの地方観光都市は(例年であれば)ゴールデンウィークになると帰省や旅行で賑わい、店もかきいれどきを迎えるので、(例年であれば)期間中は水曜も営業する。今わざとらしく二度「例年であれば」と繰り返したが、今年はつまり、云うに及ばず、そういうことだ。この連休中も水曜以外は変わらず店を開けているが、それはあくまで、同じ街の常連さんや同業仲間と安否確認する場をキープしておきたい、と考えるから。定休日は身体を休めることにした。
この四月最後の水曜は祝日で、子どもたちも保育園がおやすみだった。午前中に店で幾つかの事務作業とオンライン会議を終え、正午すぎに帰宅すると、妻と五歳の長男と四歳の長女が、庭で遊んでいた。帰りがけに友人の食堂でピックアップした弁当を広げ、ちゃぶ台を囲んで四人で食べる。子どもたちの昼寝に便乗して昼寝して、猫と戯れ、家のまわりを散歩する。北アルプスの稜線が春霞の向こうにぼんやり滲む。あぁ、そうか、こういう土地で生きていたんだ。久しく遠のいていた本来の日常が不意に訪れ、僕は戸惑う。次の水曜も、また祝日だ。さて、何しよう。
1986年、静岡県静岡市出身。大学卒業後、旅館勤務、ベーカリー勤務を経て、2013年夏、長野県松本市で、国内の独立系出版物を扱う書店兼喫茶〈栞日〉を開業。翌年の夏からブックフェス「ALPS BOOK CAMP」を主催。今春、企画・編集・執筆を生業にすることを宣言。まつもと市民芸術館の広報誌『幕があがる。』編集メンバー。
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続・上州屋の記録
(HOTSANDO Issue18)
Tomorrow Never Knows
「煮るとスープができる不思議な石を持っているんです。鍋と水だけ貸してください」
Tomorrow Never Knows
HOTSANDO Issue12 あとがき
Tomorrow Never Knows
Tomorrow Never Knows
Tomorrow Never Knows
Tomorrow Never Knows
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『やあ、そっちはどう?』
真似したいほど魅力的なまちで活動する方との対談記録『Hi,How are you?Vol.3』は松陰神社エリアで、ビールとパンのお店『good sleep baker』を営む小林由美さん。
世田谷線って池上線と似たローカル線だけど、めちゃくちゃ盛り上がってる印象。でもそれが観光名所があるとかではなくて、生活と地続きで自然体な感じがいいなあと思っています。池上に来たこともある小林さん、松陰神社にお店を構えたきっかけの話を始まりに、住んでるまちのこと、池上のことについて話を聞きました。
ちょっと汗ばむ季節の始まり、美味しいビールを飲みながらの対談。時節柄、東京都知事選挙の話がひとしきり盛り上がったあとのお話です。
Tomorrow Never Knows
近所の弁当屋で僕は言う。
「サケ弁1つお願いします。」